「佐賀海苔」は、日本一の干満の差を誇る有明海で育まれ、18年連続で生産量・販売金額ともに日本一を誇る佐賀県の名産品です。その味、形、姿は、国産海苔の中でも最高級と称されています。艶のある黒紫色をしており、火で焙るとサッと緑色に変化します。口どけがよく、香ばしさがあり、とろけるような甘みが特徴です。

有明海は、山から流れ込むミネラル豊富な栄養分が豊富に含まれ、大小さまざまな河川からの恵みによって育まれた自然の漁場です。佐賀海苔は、この恵まれた環境で育つことで、海水と太陽の光を効果的に吸収し、旨みが凝縮された質の高い海苔に育ちます。

佐賀海苔の生産には、佐賀県独自の「集団管理方式」が用いられています。海苔漁師、漁協、県などの生産者たちが連携し、潮の満ち引きや天候を見ながら海苔網の水位を微調整し、一致団結して生産しています。この生産体制によって、佐賀海苔は作り手のこだわりと技術、努力に支えられ、恵まれた自然環境の中で大切に育てられた逸品です。